2005年のLFJが始まった時から毎年出続けているというエロイカ木管五重奏団の時間は、プーランクの「ノヴェレッテ」の端正で明るい演奏で始まりました。トークでは、昔は楽譜が風で飛び、屋根のないかんかん照りの屋外で演奏したという思い出話が飛び出す場面も。
続いてベートーヴェンの「運命」をプーランクの手によっておしゃれにアレンジされたという「ベートーヴェン風ボサノヴァ」。目玉の楽器紹介は木管五重奏の5つの楽器について、演奏も交えつつ5人が順番に紹介するコーナー。楽器だけでなく奏者それぞれの個性も存分に客席に伝わっている様子でした。
指揮者コーナーでは「指揮したい人ー」という声かけに勢いよく返事をした客席のお子様が挑戦!熱心な指導の甲斐もあり素敵なドラえもんのテーマの演奏になりました。
最後はヨハン・シュトラウス2世の「常勤曲」を演奏しながら退場(!?)戻ってきて終幕という楽しい時間でした。
~エロイカ木管五重奏団のコメント~
LFJは、若手だった頃からずっと参加していて、これだけ長く声をかけ続けてくださること大変嬉しく思っています。一時はリモートも流行りましたが、またお客様の前で演奏出来ていることも本当に嬉しいです。(フルート:斎藤光晴さん)
(レポート◎森山智子)
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