進化系デュオとして活動されている伊賀あゆみさんと山口雅敏さんによる、ピアノデュオコンサート。アメリカの作曲家・スーザによる「星条旗よ永遠なれ」から始まりました。弾むような響きと全身を使った独創的な演奏に、誰もが目を輝かせながら聴き入ります。ベートーヴェン、そしてモーツァルト「トルコ行進曲」と行進曲が続く演奏は、メトロノームのテンポに合わせて会場中が手拍子で参加したり、サンバ風のアレンジだったりと、楽しい仕掛けが満載!飛び入り連弾のコーナーでは、お客さんが指一本で連弾に参加するなど、前半だけで盛り沢山のプログラム。
後半はマーラーが編曲したという、ブルックナーの「交響曲第3番」より3楽章。伊賀さんと山口さんの4手が織り成す音の粒が鍵盤を跳ね、アトリウム全体を彩りました。可愛らしい中学生コンビによる「ふるさと」の洗練された演奏を挟み、疾走感あふれる熱狂的な「剣の舞」でコンサートは終焉しました。
~演奏者のコメント~
♪伊賀あゆみさん:皆さんの熱気を感じながら、一緒にコンサートを盛り上げいただきながら弾けるということで、大変興奮しました。これを機に、たくさんの人に連弾チャレンジしてもらえたら嬉しいです!
♪山口雅敏さん:珍しい曲や初めて聴く曲が多かったと思いますが、皆さんすごく楽しんでくださってるのが伝わってきました。熱狂の音楽の日を皆さんと過ごすことができて、とても嬉しかったです。
(レポート:小原遥夏)
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