春の訪れそのもののような桜と若草色のドレスとともに登場した2人、J.シュトラウスII世の「春の声」の楽しい掛け合いから始まりました。続いてピアノの優しい調べとの調和が際立つ「アメイジング・グレイス」。瀧廉太郎の「花」の紹介では、お気に入りの歌詞を朗読する場面も。L.アルディーティの「口づけ」は憂いを帯びながらも情熱的に。シューベルトのアヴェマリアのどこか静謐な演奏では「イタリアの教会で歌った時を思い出した」とのこと。
イタリアオペラ「ジャンニ・スキッキ」より『私のお父さん』はかわいらしく、フランスオペラの「ファウスト」の『宝石の歌』はつややかなピアノと共にどこまでも駆け上がっていくよう。曲が終わるとともに会場中から盛大な拍手が送られました。アンコールでの「椿姫」より『乾杯の歌』では手拍子の中観客と共に音楽を作っているかのようでした。全てが終わった後、2人お互いを称え合う様子が印象的でした。
~演奏者よりコメント~
(土田彩花さん)このLFJならではの盛り上がり、温かいお客様とご一緒させていただき、楽しく演奏することが出来ました。
(田母神夕南さん)この建物ならではの豊かな響きも相まって、すごくテンション高くコンサートをさせていただきました。
(レポート◎森山智子)
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