爽やかな風が気持ちの良い子供の日の正午。ヴァイオリンの瀬崎明日香さんとピアノの森永明日香さんの華やかなクライスラー「愛の喜び」で2日目が始まりました。おふたりは高校大学の先輩後輩で、今回が初共演とのこと。
同じ愛の2部作である「愛の悲しみ」では、どこか悲しげで温かい音色で会場を聴かせました。次はモーツァルトの「ヴァイオリンソナタ第36番」。瀬崎さん曰く、彼のピアノや音楽を楽しむ少年のような一面とヴァイオリンの名手であった父への敬意を感じる曲とのことですが、時折笑顔で顔を見合わせながら楽しそうに演奏する姿が印象的でした。最後の「美しきロスマリン」は飛び跳ねるような音が楽しく、会場全体が一体となって楽しむ時間となりました。
♪瀬崎明日香さん:思いがけず後輩との初共演の機会をいただきました。今日は子供の日ですし、本当に小さいお子さんからご年配の方までいらっしゃってお聴きいただいたので、そういう意味で2人の自分らしい幸せを運ぶ作曲家の演奏をさせていただきました。お聴きいただいてありがとうございました。
♪森永冬香さん:本当に楽しく演奏させていただきました。瀬崎さんの優しさに包まれて、あまり飾ることなく自然に演奏させていただくことができました。一緒に演奏させていただけて本当に嬉しかったですし、お客様も温かく迎え入れてくださって、出演できてよかったなと思います。
(レポート:工藤桃花)
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