アーティスト

Seokuni katoushinichiro

瀬尾久仁&加藤真一郎

楽器: ピアノ・デュオ
公式ホームページ: 

桐朋学園大学ピアノ科に学ぶ瀬尾久仁と、作曲科に学ぶ加藤真一郎が在学中の1998年にピアノデュオを結成。2005年、ドイツに留学。ロストック音楽大学大学院ピアノデュオ科、ミュンヘン音楽大学マイスター課程ピアノデュオ科を修了。2008年、ピアノデュオとして初めて文化庁新進芸術家海外留学制度研修員に選ばれ、アルフォンス・コンタルスキー教授のもとで一年間集中的に研鑽を積む。
2005年に難関のマレイ・ドラノフ国際2台ピアノコンクール(ジュネーブ国際音楽コンクール世界連盟加盟)で第1位を受賞。日本人デュオ初の快挙を果たす。これまでに国際ピアノデュオコンクール(ポーランド)第1位及びショパン賞受賞のほか、日本・海外の主要コンクールで優れた成績を収める。
国内、世界各地での演奏会の他、北ドイツ放送(NDR)、バイエルン放送(BR)、NHK-FM「ベストオブクラシック」、NHK「名曲探偵アマデウス」「クラシック倶楽部」に出演。サントリー音楽財団主催サマーフェスティバルにおいて、沼尻竜典指揮、東京都交響楽団とともにエトヴェシュ「2台ピアノとオーケストラのための協奏曲」を日本初演。
2010年には国際交流基金の助成を受け、アメリカ・カリフォルニアにて邦人作品の紹介とピアノデュオ・マスタークラスを、マレイ・ドラノフ2台ピアノ財団より招待されマイアミにてリサイタル、桐朋学園大学特別招聘講師としてピアノデュオ講座を行った。2011年には文化庁主催公演においてプーランク「2台のピアノとオーケストラのための協奏曲」を円光寺雅彦指揮、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。2012年にも井上道義指揮による京都市交響楽団第560回定期演奏会で同作品のソリストをつとめた。
毎年開催している自主リサイタルなどにおけるピアノデュオの芸術性を再認識させる演奏は高く評されており、また邦人作曲家への委嘱を積極的に行うことでピアノデュオの新たな可能性を探求している。
これまでに野本由紀夫、藤井一興、ハンス=ペーター&フォルカー・ステンツル、ヤアラ・タール&アンドレアス・グロートホイゼン、アルフォンス・コンタルスキーの各氏に師事。


●受賞歴
2005年 第10回 マレイ・ドラノフ国際2台ピアノコンクール(アメリカ) 第1位
2005年 Twenty Fingers国際ピアノデュオコンクール(イタリア) 第2位
2005年 第3回 国際ピアノデュオコンクール(ポーランド)第1位、 ショパン賞
2003年 第12回 国際ピアノデュオコンクール(日本)2台ピアノ部門 第1位
2002年 第13回 吹田音楽コンクール デュオ部門 最高位
2002年 第10回 ヤングアーチストピアノコンクール デュオ部門 金賞、桜井賞
2001年 第25回 ピティナピアノコンペティション デュオ部門 最優秀賞、JTB賞、読売新聞社賞



●委嘱作品
森山智宏: Let's play a duet! for piano (2006)【連弾】
増本伎共子: 鐘の曲 -Carillon- (2008) 【連弾】
安良岡章夫: デカルコマニー~2台のピアノと2人の打楽器奏者のための (2009)
杉山洋一: Diario 2010 【連弾】
小林寛明: Assemblage (2012)【連弾】
●初演作品
P・エトヴェシュ: 2台ピアノとオーケストラのための協奏曲(日本初演、2009)
加藤真一郎: 連弾のための「カドリーユ」(2010)
川島素晴: 2台ピアノのためのエチュード「木道/藤棚/玩具箱」(2011)
三善晃: 童声合唱とオーケストラのための「響紋」(新垣隆によるオリジナル2台ピアノ用リダクション版、2011)
法倉雅紀: 舟公宣奴嶋尓(柿本人麻呂の覊旅歌より)~連弾の為の(2013)

日時会場公演タイトル
2015-05-0712:10丸の内トラストタワーN館・1階エントランスホール 慈しみの音色、深淵な世界 ピアノデュオの再発見
2016-05-0312:00東京ビルTOKIAガレリアラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016丸の内エリアコンサート