ほのカルテットの明治安田ヴィレッジでの2曲目は、結婚して数年ほどのシューマンが書いた明るく華やかなピアノ五重奏です。岸本さんは曲に合わせて淡い紫にお召し替え。共演するピアニストは2024年特級銀賞の山本悠流さん。
それぞれの楽器によって何度も繰り返されるメロディアスな主題がとても愛らしく、チェロとヴィオラの見せ場もたくさん!何気なく繰り返される日常も、新婚のシューマンにとってはこんなふうに彩りに満ちていたのかもしれません。爽快な終わりに思わず会場からは拍手が起こりました。
少し憂鬱な雰囲気の第2楽章に続き、第3楽章では山本さんの弾むピアノが駆け上がり、5人の音楽が一層の躍動感と輝きを放ち、客席の熱気も再び上昇。またも大きな拍手が!華麗な第4楽章の終演と同時に、吹き抜けまでいっぱいのお客様から大きな拍手が注がれました。
(レポート:寿すばる)
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